ζ関数 x値変更(1)
ここでζ関数の零点を見やすくするために、x値を変えてみました。
以下にx=1000とx=500の場合のグラフを表示します。
指数 s=a+ib とし、a値を a=0.5 として、b値を 2≦b≦50 の範囲で
表示しています。グラフ中に零点とされているb値数箇所に直線を引いて
います。
ここで興味深いのはζ関数とシミュレーションの虚数曲線どうしの交点が
縦線で表している零点の各b値と一致することです。その交点は決まって
零点のb値より小さいbの領域ではシミュレーション値の方が大きく、逆の
領域ではζ値の方が大きくなっています。またその点の実数曲線どうしも
接しているように見えます。 ちなみに「素数に憑かれた人たち」によると、
零点のb値は 14.134725・・・,21.022040・・・,25.010850・・・ などと
なっています。
零点の様子を調べるために、x=1000の場合について零点付近を拡大
してみました。
一向に0に収束する様子は見られません。ここで見られる実数、虚数の
値のズレは、両者の位相差(π/2)によるものではないでしょうか。