徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

数の風景-132

 ζ関数零点探査(4)

 前回に加えて今回はa=0とa=1の場合について △R-∫R、△i-∫i
 のグラフを見ます。

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 ここまでの5つのグラフから、指数s=a+ibの実数部aと虚数部bの
 変化に伴うζ関数の中心値の動きと振幅の大きさの変動には、つぎの特徴
 が現れています。
  ①中心値の動き
   指数実数部aが大きくなるにつれて、ζ関数の実数値が大きくなる
   一方、虚数値は変化なし
  ②振幅の大きさ
   指数実数部aが大きくなるにつれて、ζ関数の実数値、虚数値共に
   振幅は小さくなる
 また、リーマン予想にあるように、零点はa=0.5付近にあることが判り
 ます。

 

 

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