ζ関数零点探査(4)
前回に加えて今回はa=0とa=1の場合について △R-∫R、△i-∫i
のグラフを見ます。
ここまでの5つのグラフから、指数s=a+ibの実数部aと虚数部bの
変化に伴うζ関数の中心値の動きと振幅の大きさの変動には、つぎの特徴
が現れています。
①中心値の動き
指数実数部aが大きくなるにつれて、ζ関数の実数値が大きくなる
一方、虚数値は変化なし
②振幅の大きさ
指数実数部aが大きくなるにつれて、ζ関数の実数値、虚数値共に
振幅は小さくなる
また、リーマン予想にあるように、零点はa=0.5付近にあることが判り
ます。