ζ関数零点探査(1)
オイラーの公式に用いられるeのiθ乗の形の加減算については数の風景
-116,119で見てきました。ここからはこれを使ってζ関数の零点探査
をやってみようと思います。
ζ関数の計算は前回と同じく、1≦x≦535 の区間で行います。
したがって、これまでと変わりなく、x→∞まで計算した厳密な意味での
零点計算とはなっていません。
ここで、a=0.5 として、1≦b≦52 の範囲でbを動かしてRとiの値の変化
を見てみます。今回の計算法による計算値をそれぞれ △R、△i として
表示しています。
これをグラフに表してみます。
グラフはζ関数の実数部R、および虚数部 i の変化を、オイラーの公式を
利用して計算した結果を表すものです。
△R、△i共に 前回の実数∑R、虚数∑i計算結果と同じ変化を表して
います。