数体系について-13
数体系には守備範囲がある? (5)
ここまで 数x の数値範囲と素数発生の関係を、私が用いている素数個数の推定式
に基づいて調査してきました。その結果、x>7 の領域では整然としたsin曲線
が現れます。 しかし、それより小さい x<eの2乗 の範囲では整然とした波形は
現れません。
したがって、この範囲の数値解析はeの指数の世界、しかもその指数は複素数から
素数まですべてを駆使して行う必要があるのではないでしょうか。
ここまでの考察から、数値範囲に対応する最適な数体系はつぎのようにまとめられ
ます。

これはあくまでも私個人のイメージで、何らかの推奨や制限を促すものではあり
ません。

数体系について-12
数体系には守備範囲がある? (4)
もう一つ 面白い数値関係が見つかりましたので、紹介します。
eの式をベースに、x=8 としてeのx乗の計算をしてみました。結果はつぎの
ように実際のeの8乗(2980.96)の1/5に満たない小さい値になりましたが、
これは分割数n=8 と小さい値で計算していることによると考えています。

ここで興味深い数値関係が現れました。数値表で、x=7 k=7 つまり、(7/8) の 7乗
の値がπ=3.14157と同値になっていることです。なぜπ値になるのか私にはよく解り
ません。どのように解釈したらよいのでしょうか。

数体系について-11
数体系には守備範囲がある? (3)
ここでは もう少しx値の範囲を拡大してsin曲線の様子を見ていきます。
表中、下線部は実数部 R または虚数部 i の正負の記号が切り替わる
境界部を示しています。また色表示しているx値は素数です。

同様の計算をx≦1000の範囲で行いましたが、同じ繰り返しなのでx>200は割愛
しています。
これを x値 100~1000の範囲について途中省略でグラフに表します。

つぎは、11≦x≦1000の範囲でe の im乗が作るsin曲線の周波数と、素数個数との
関係を見るために、表とグラフにまとめたものです。

ここで面白い数値関係が見られます。
それは、11≦x≦1000 の範囲においてe の im乗が作るsin曲線の周波数と、
素数個数との関係が (周波数)/(素数個数)≒π/20 になっていることです。
その理由はよく解りませんが、偶然の近似値にしてはでき過ぎていませんか。

数体系について-10
数体系には守備範囲がある? (2)
ここで、整数 x とそれに対応する素数個数 m 値との関係を 1≦x≦100 の範囲で
俯瞰してみます。




これをグラフに表します。

グラフからも明らかなように、x>7 の領域では整然としたsin曲線が現れます。
これは x≧eの2乗 つまり x>7.389 の領域であり、それより小さい
x<7.389 の範囲では整然とした波形は現れません。

数体系について-9
数体系には守備範囲がある? (1)
ここまで素数の推定式について見てきましたが、どうも数の体系には最適な守備
範囲があるのでは との思いが湧いてきて打ち消すことができません。
ここから、その観点に基づいて数体系を見直していきます。
前回ブログ「波と粒」で、eの指数の場に素数個数を直接おいて、波と粒の発生に
ついて調べました。そこで扱う数の絶対値は ほぼ x<100 でした。
オイラーの公式では虚数の混じった複素数が現れます。ここで扱う実数値は更に
小さく、ほぼ x<50 です。
このような数の領域で、 素数個数mはどのような働きをしているのでしょうか。
まず、数 x から m 値を計算し、その変化の様子を e の指数上で i m という形で
表すことにより見ていきます。

x = e を中心に多くの脈動が現れ、e から +,- の方向に離れるにつれて脈動は
少なくなっていきます。 確認のため、6.1≦x≦10 の範囲で R,i の動きをグラフ
に表していますが、緩やかな変化が続いています。
ここで、,x=2π の場合について素数個数mの計算をしてみます。

これをグラフに表します。

1への最接近点は x = 6.3 ≒ 2π であることが判ります。
特に 1.98<x<3.63 は e のim乗において -2π>m,m>4πに相当し、この範囲
に粒として扱われる脈動が集中していることを「波と粒-28」で確認しています。

数体系について-8
素数個数の近似式(8)
ここでは -4 でも触れた log の混じった式について 優先順位を変えて計算する
ことによる計算結果への影響を、x値の範囲を拡張して調査します。
-4 同様、素数個数シミュレーションの 改良式2 についてつぎのように計算方法、
計算順序を変えて計算法E,F,Gとして計算しました。



計算法EとFはstep①、②、③で計算値に差がなくstep④、⑤でも差が発生 しないことが明白なので、計算法Fの結果のみを④、⑤に表示しています。
結果は、計算法Gで x≧2000 からE,Fとの差が大きくなり始め、x=1000000
では 500 に近い差となっています。

数体系について-7
素数個数の近似式(7)
ここでシミュレーションの式 を少し計算方法を変えて計算しなおしてみます。

上のように計算式を、実線枠から破線枠の式に変更して再度計算し、実測値
と比べます。



今回の式でも特異点は同じように発生します。図でも判るように、その位置は
これまでの位置と変わりはありません。
ここで 1000≦x≦1000000 の範囲で計算値の変化を見ていきます。


この範囲では改良式2の計算値が x>1000 辺りから実測値より徐々に大きい
方へ離れ始め、x>100000 辺りから実測値との乖離が大きくなっていきます。
前回の計算では改良式1とほぼ同じ値となっていたのに、計算法がちょっと違う
だけでこれだけの違いが現れてきます。
これから、「logを交えた計算式の正しい計算法は?」 という疑問が沸いてきま
す。 が、私には手に負えないので この疑問への取り組みはスルーします。
いずれにしても、今回も改良式1が最良のシミュレーションになることが判りました。
結論として、 P(n) =n/(log n - ( 1+1/(log n -(1+1/(log n -(1+1/(log n ・・・ ))))
と単純に繰り返せば素数の実測数に近づくのではなく、
P(n) =n/(log n - ( 1+1/(log n -1)))
と1階付け加えるのが最適なシミュレーションになります。
ただし 1<x<2000 の範囲では従来の P(n) =n/(log n - 1) が最も精度が
高いといえます。
