徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

数の風景-137

素数とeの指数の場(2)

 前回、直交座標とeの指数の場の関係を表にしましたが、問題ないか
 素数が含まれる実数の世界について数値計算により確かめてみます。

特に問題ないようです。

 ところで素数は実数のうち正の整数の世界にあるので、虚数や小数の
 世界の動きには関係ないように見えます。 しかし、そうでしょうか・・・。
 私の個人的見解ですが、数の世界は完全に独立の関係ではなく、包含
 関係が存在するのではないでしょうか。
 複素数のうち虚数部が0のものが実数、実数のうち小数部が0のものが
 整数、そして整数Xのうち1<n<Xの全てのnでXを割り切ることができ
 ない数Xが素数になるのは間違いないですよね。
 そして計算は複素数から整数、さらに素数までを貫くルールに基づいて
 いるけれど、その結果に虚数iが含まれていれば実数のみの世界からは
 見ることができず、実数の世界でも小数が含まれていれば整数の世界
 からは見ることができない、さらに素数の世界からは素数でない数は
 見ることができない・・・ このようなイメージです。