素数とeの指数の場(1)
しばらく休止して素数について考えていましたが、ここまでの思考実験
の過程を記述してみます。
ここからは、場の設定や計算手法など、いささか荒っぽい飛躍も含まれ
ています。 それも一つの試みと受けとめていただければと思います。
直交座標系で表される正の整数は、連続的に変動する実数ではなく
1刻みの離散数ですが、素数はさらに1とその数自身でしか割り切れ
ない離散数になっています。
素数については、数の風景-58~68で見てきましたが、その出現は
自然対数の底eと密接に関わっていることまでは見えてきました。
一方、複素数まで拡張した数世界ではオイラーの公式が高次方程式
の解法に絶大な効果を発揮することが確認されました。
そこで、e と e のx乗 そして素数個数との関係が どのように表される
か整理してみました。
上の関係には、数の風景-66で見た素数個数比率ξとlogxとの関係
も含まれています。
表中、直交座標の場で表している関係はつぎのように確認しました。
これで素数の扱いをeの指数の世界まで拡張する扉を開くことができ
ました。