徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

数の風景-114

 いろいろな数をe の指数で表示

 ここまでオイラーの公式の数々の素晴らしい働きを見てきました。
 その式は、e の虚数 i 乗の形をしています。
 私たちが普段使っているいろいろな数は、オイラーの公式を用い
 ればどのように表されるでしょうか。
 自然数はつぎのように表されます。

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 正の整数は自然数に同じですが、つぎのようにも表されます。

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 また負の整数はつぎのように表されます。

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 正と負の整数は上のようにとびとびの値となっています。それに
 比べて実数は上の図において、R軸上の各点間を隙間なく埋め
 尽くす直線となります。また、正と負の虚数 i は軸上を埋め尽くす
 直線にて表されます。

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 そして単位となる複素数はつぎのように R-i 座標上で半径1の
 円周上をびっしりと埋め尽くします。

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 単位となる複素数に正の実数rを半径として掛けることにより、
 R-i平面のすべてを埋め尽くし、すべての複素数を表すことが
 できます。

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