スタート時の計算対象を奇数とする理由
前回の計算要領②については、つぎのような理由により決めました。
コラッツの計算を基本小さい数から順次行なっていくとしたとき、全ての偶数
は 1step 以上の偶数処理の結果、すでに計算されている当該偶数より小さい
奇数の計算結果が判明しています。
その関係を、正の整数Xを奇数X1、偶数X2に分けて模式図に表します。
つぎに、前回の計算結果を可視化する方法として、25 以下の奇数を対象に
つぎのように計算による数値変化の様子を図に表してみました。
図において、計算は横軸の奇数値からスタートします。 図には (3X+1)/2 、
X 、X/2 の3本の直線を引いています。 垂直の黒の直線は奇数計算で、
結果を上に向かって垂直に引き (3X+1)/2 の直線に接して止まります。
その接点から右へ水平に黒線を引き、X の直線に接して止まります。接点の
X値が奇数なら奇数計算、偶数なら偶数計算をします。
偶数計算は X/2 なので 下に向かって垂直に赤線を引き、X/2 の直線に接し
て止まります。それから赤の直線を左へ水平に X の直線に接するまで引き
ます。
以上の作業が1に到達するまで続きます。