一般の高次方程式の解法(5)
ここでもう少し次数の低い方程式の解について、つぎのサンプルで
見てみましょう。
零点のありかを探すのに、今回は2πを40分割して、それぞれの
ポイントで関数値を計算してみます。
計算の方法は簡単で、つぎの手順で進めます。
各ポイントを実数Rと虚数iとに分け、R、i 別につぎの計算を行う
位相θの値をπ/20から40π/20まで、π/20ずつ大きくして
いき、それぞれのθ値でつぎの計算を行う
R ・・・ X=cosθとおいて
(Xの7乗) のとき → cos(7θ)
5(Xの6乗) のとき → 5cos(6θ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Xのとき → cos(θ)
定数項 → 6
以上を合計する → それぞれのθ値でのR値
i ・・・ X=sinθとおいて
(Xの7乗) のとき → sin(7θ)
5(Xの6乗) のとき → 5sin(6θ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Xのとき → sin(θ)
定数項 → 0
以上を合計する → それぞれのθ値での i値
40ポイントで以上を計算した結果、つぎのようになりました。
θを横軸にして、Rとiの値の変化を図に表します。
上の図から、零点はRで4箇所、iで8箇所あるようです。