素数とeの指数の場(4)
ここからは素数および素数個数の扱いをeの指数の場に移していく作業
に取り組んでいきます。
まず、数の風景-64~66で見てきた素数個数比率ξと、素数個数を
求めるプロセスとの整合性を図ります。
このように、分割数nを n=logX-1 と置くことによって、Xのn分割値
を素数個数の計算と同じ位置に置いて見ることができます。
つまり、n値を n=logX-1 とすることで、X以下の素数個数を X/n
として求めることができます。
また、上の計算から、n=logX-1 のとき、Xの 1/(n+1) 乗はe になり
ます。
このような数式の変換に矛盾がないかどうかについて以下に検証しま
した。
特に矛盾は見られず、Xの分割数nを1<n≦Xの範囲で変化させて
素数の判定を行なう方法をeの指数の場で展開することができそうです。