オイラーの公式の加減乗除
・・・ 係数を個数として扱えるか(2)
前回の検討結果、粒の状態での加減算は指数部が同じものどうし
でしかできないようです。
異なる位相を持つ粒がそれぞれ任意の数存在する場合の加減算は、
同じ位相の粒の数の加減算を行った後、数の風景-116で行った
計算法で位相を含めた加減算を行うしかなさそうです。
ここで、前回の異なる3つの位相の粒の加減算を例に、計算順序を
変えても同じ結果になるかどうか調べてみます。
前回はサンプル計算例2で、3つの位相の粒を一括して計算しました。
ここでは先に2つの位相の粒を加算し、その解に3つめの位相の粒を
加算します。計算順序をいろいろ変えても結果に変化がないかどうか
を調べます。
結果はいずれの計算結果も一致し、計算順序による結果の違いは
見られませんでした。
したがって複数の位相の粒が存在する場合の加減算は、つぎの手順
で行えばよいようです。
①各位相の粒ごとに個数を足し合わせ各位相ごとに係数(=半径)の
異なる粒1個ずつにまとめる
②それを一括して加算しても、どれか任意に選び出したいくつかの粒
を加算した後、その解に残りの粒を加算してもよく、結果は同じに
なる