徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

マジ経95  経済活動の基盤-2

 将来にわたって豊かな社会を維持していくには、自然が自ら行っているエネルギー循環と汚染の浄化作用を人の経済活動によって阻害しないことだ。活発に経済活動を行うのはよいが、それによって自然への負荷を大きくしていくのは自殺行為だ。
 核廃棄物、廃棄薬物毒物、産業廃棄物などから有害物質を再処理して使用または無害化して廃棄する。環境への負荷となる有害な化学合成物の廃棄量を減らす。自然に分解されにくい合成素材は再利用に回す。包装資材として自然に分解されやすい樹脂や自然素材を多く用いる。二酸化炭素、メタンガスなど温暖化ガスの排出量を削減する。このような現在も取り組まれている活動を更に進める必要がある。これを怠れば快適な生活を目指して活動してきたつもりが環境汚染の拡大や異常気象の頻発とそれに伴なう被害の拡大となって地球環境から手痛いしっぺ返しを受けるだろう。
 最も期待されるエネルギー資源は水素燃焼エネルギーではないだろうか。原子力エネルギーがすべての生物にとって地獄をもたらす放射性廃棄物を生み出すのに対し、水素燃焼は生物の命の源でもある水をもたらす。現在は燃料電池として数種類の方式が実用化されており、今後ますます普及していくだろう。ただ、素人が勝手なことを言わしてもらえば単純に水素を燃焼させて熱エネルギーを利用することはできないのだろうか。水素を手軽に扱える燃料として利用できるようにするには実用化レベルへのいろいろな技術開発やコストパフォーマンスの実現が必要で、簡単ではないだろうがそこには夢がある。

  <マンリョウ> 早々と今年も期間満了に

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