徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

マジ経-38  需要の大きさをどう測る(4)

 消費性向cは税率をt、貯蓄率をsとすれば c=1-(t+s)の関係にあるから、総需要Nはつぎのように表される。   N=M/(1-(t+s))
 この式が表す重要な意味は分母の(1-(t+s))にある。つまり集計上は同じ市場規模であっても収入を税や貯蓄に回す比率が高い社会ほど実は真の需要は高いということ。貯蓄率の高さは財布の紐の固さを表し、これが活発な市場取引を抑制していると見る。なおここでは投資は貯蓄に含める。また最終的に総所得と総需要の大きさは等しくなる、つまり総需要の大きさが総所得の大きさを決定する。
  カタバミムラサキカタバミ> カタバミのか細い体五弁花

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