土壌はどのように育まれていくのだろうか。地殻の移動による褶曲で海底であったところが陸地になったり、地殻の亀裂に侵入したマグマが噴出して火山をつくり麓に溶岩を流し出したりして土壌の素材が提供される。それが風雨や日光や寒暖差にさらされることにより、しだいにコケ類や植物が生育できる土壌へと変化していく。コケ類や植物は生死を繰り返すことにより、土壌に肥料となる有機物を拡散していく。
この一連の動きは連面と続くエネルギーの流れつまりエネルギー代謝だ。人間社会の経済活動もこの自然界のエネルギー代謝が根底にあって営まれていることを忘れてはいけないのではないか。
<仏の座> クローバー少し空けてよ仏の座