各虚数の整理と表示(1)
前々回、Xの3次方程式の解 a,b,c の値を求めましたが、その3つ
の組合せを図で表すことはできないか検討してみます。そのためには
多くの虚数を整理して、表示だけでなく計算もできるだけ簡素化する
必要があります。
そこで多くの種類の虚数をオイラーの公式を使って整理できないか
検討してみました。
これ以降、実数部の表示記号として R を用います。
オイラーの公式のR-i座標表示はつぎのようになります。
虚数 j は j×j=i の関係にあるので、j は i までの角度π/2の1/2
のπ/4となり、その位置は円周上で 1 と i の中間点になります。
そして-j は j から原点を挿んで反対側の位置になります。この関係を
つぎに図示します。
上の要領で虚数kについてもR-i座標上に位置取りすることができます。