多種類の虚数(3)
前々回、前回と 平方根や共役複素数をとり続けていくことにより、多く
の虚数が現れてくる様子を見てきましたが、ここでは i 以下のいろいろ
な虚数について、それを累乗していくことでどのように変化していくかを
見てみます。
それぞれの虚数は累乗していくことにより、別の数世界へ変位していく
ようです。その変位の様子について、正の整数1以下の各種類について
まとめてみました。ここには 1,-1, i の下位に j や k を加えてみま
した。
初期値が虚数 i の場合、2乗で-1、3乗で-i、4乗で1になります。
そこを四角の枠で囲んでいます。そして5乗目からまた i からスタート
します。つぎに虚数 j を見てみると、8乗で1にたどり着き、その次から
また1巡していきます。虚数 k では、16乗で1にたどり着きます。
これらの動きは私の考えでは理にかなったもので、-は1を(1/2)乗
したときに現れてくるもので、i は1を(1/4)乗したときに、j は1を
(1/8)乗したときに、k は1を(1/16)乗したときにそれぞれ現れ
てきます。1はその逆で、-を2乗したときに、i を4乗したときに、j を
8乗したときに、kを16乗したときにそれぞれ現れてきます。