素数の正体は (2)
ここまで見てきた中で (logX-1) の形の式が意外なところに顔を出して
います。
それをつぎに整理してみます。
<素数個数関数> <直交座標系> <微積分連鎖>
1次元 X/(logX-1) X X(logX-1)
基底次元 1 logX
こう並べて1次元で比べてみると、<素数個数関数> と <微積分連鎖>
の積は <直交座標系> のXの2乗に等しいことが分かります。
これをいくつかの整数 X について計算してみます。
このうち、X≦20の範囲で1刻みで計算、X≦10の範囲でグラフ表示して
みます。
ここで<素数個数関数>に換えて、前回見た<素数個数比率>として
整理しなおしてみます。
<素数個数比率> <直交座標系> <微積分連鎖>
1次元 1/(logX-1) X X(logX-1)
基底次元 1 logX
1次元で比べてみると、<素数個数比率> と <微積分連鎖> の積は
<直交座標系> のXに等しくなることが分かります。
見方を変えれば、<直交座標系>を <微積分連鎖>で割った値が
<素数個数比率>になります。
この関係をX≦10の範囲でグラフ表示してみます。