徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

数の風景-49

 X vs X(logX-1)

 数の風景-26で、Xの0乗からの微分、logX からの積分の辺りで微積分の
 連続性がよく分からなくなっていたので、ここで再度考えてみます。
 前回の検討結果からlogX の積分形は y=1 の積分である y=X に

 (logX-1) を掛けた形になっています。
 Xの1次元といえば、関数 y=X が常識ですが、この微分は y’=1 となり、さら
 にその微分は y’’=0 で、ここで微分の連鎖は途切れてしまいます。
 それに対して関数 y=X(logX-1) は、その微分が y’= logX 、

 さらにその微分が y’’=1/X となり、それ以降も微分は可能です。
 このように、Xの1次元に X(logX-1) を持ってくれば微積分が途切れる

 のを回避できるようです。
 ここで参考までに、y=X と y=X(logX-1) とを グラフに表示して

 みました。

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 y=X と y=X(logX-1)のグラフが交わる点のyとxの値はeの2乗

 すなわち
 y=X=7.389056・・・ となっています。
 また y=X(logX-1) の傾きは X=1 で 0 となり、最下点 y=-1 と

 なります。

 

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