微分はXの微小な変化にともなって関数Yの値がどのように変化していくかを
見るものですから、X-Y平面上でXの各点における関数Yの傾きの値を関数化
する作業になり、積分はその逆つまりX-Y平面上でX=0からXまでの関数Yの
累積値を関数化する作業になります。
ここに Y=X という関数があるとします。 これはXが1増加すればYも1増加
するという関係を表しています。
この関数についてXによる微分を行えば Y=1 という関数になります。
この式には変数Xがなくなっています。ということはこれ以上この関数をXで微分
することはできないことになります。しかしこれでおしまいと言われても私はなん
だか釈然としません。