徒然散歩

経済や数学など自分の興味ある分野について書いています。

数の風景-18

関数  その(3)


 指数関数
 指数関数は通常、自然対数の底eの指数を変数xとして、つぎのように
 表されています。

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 指数関数eのx乗は、微分積分をしてもその関数の形が全く変わらず、eの
 x乗のままであるという特別なものですね。
 その特別な数 e の値は e = 2.7182818・・・ となっています。 

 

 対数関数
 ここでは対数はすべてeを底とする自然対数とします。対数関数はつぎの
 ように表されていますね。
  Y=log X
 底eは必要に応じlogとXの間に小さく書かれますが、通常省略されるかlnと
 書かれていますね。
 対数関数は上の指数関数と密接な関係にあって、つぎのようにXとYを交換
 すればその式は上の指数関数と全く同じ関係を意味します。
  X=log Y
 一般にXとYを交換した2つの式は Y=X という直線を中心線として対称に
 なります。つまり直線X=Yを鏡として相手の関数を鏡に映る自分の姿として
 見ています。

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 ここで問題です

 対数関数(底をeとする)Y=log X の値が Y=2 のとき、Y=X という直線を
 中心として対称な指数関数のYの値はどうなりますか。

   答えは次回ブログで

 

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