黄金比 その(3)
黄金比は自然界にもいろいろなところに隠されているとか。そこで自分も
まわりの自然を探してみていくつかそれらしいものを見つけました。その
1例として海辺に生えている植物(下の写真)の成長のパターンを数値化
して調査してみました。
茎の先端から葉っぱが出ている箇所(ここを第1節)までの長さを測り、つぎに
第1節からつぎの第2節までの長さ、さらに第2節から・・・とつぎつぎに測定
していきます。10本の測定結果から平均値を出して、そこから「節間隔比」と
「成長指数」を求めてみました。
「節間隔比」は第1節と第2節の間隔を先端から第1節までの間隔で割り、節
間隔比1とします。この要領で節間隔比2、3、4、・・・と計算していきます。
「成長指数」は、節間隔比1を節間隔比2で割って成長指数1とします。この
要領で成長指数2、3、4、・・・と計算していきます。
その値をグラフ化してみました。ちょっとこじつけ感はありますが、少なくとも
この測定結果においては、先端に近いほど成長指数が黄金比に近い値に
なっていることが確認されました。いろいろな植物についてこのようなデータ
を調べて比較してみるのも面白いかもしれません。