人は他の多くの動植物と共に、自然によって与えられる土地や水や空気や日光に育まれて生きている。人が生きていくには衣食住が必要だ。その資源は自然によって与えられている。当たり前のことだが、人はその資源から生活に必要な有価値を生み出している。つまり自然の豊かさが人々の豊かな生活の基盤になっている。このような理由からマジ経-85で提示した自分の考える経済モデル(生命体モデル)には基盤としての資源・エネルギーを描いている。
生産力は自然により与えられたものから有価値を生み出す力だ。我々の経済活動の基盤は地球の自然にあるということを強調してもし過ぎることはないだろう。将来にわたって永続的に豊かな社会を維持していくには、その基盤となる資源や素晴らしい四季の変化を提供してくれる自然の豊かさを壊さないようにしなければならない。